こんにちは! 幸せコラムニスト・心理カウンセラーの永瀬なみです😊
このブログでは「後悔しない、犬との暮らし」をコンセプトに、飼い主と愛犬の“両方”が幸せに暮らしていくための方法を研究・発信しています。
今回お伝えするのは、犬に一目ぼれした時の対処方法です。
何となく立ち寄っただけの場所なのに、その子を見た瞬間に「ビビッ!」ときて
どうしよう…出会っちゃったかも…

と運命を感じた…なんて経験、ありませんか?
何を隠そう私も今の愛犬とは、そんな風に出会いました。
とはいえ私がこの子を迎えようと決めたのは当日ではなく、その4日後のこと。それまでは悩みに悩みました。
1年たった今「この子を迎えてよかった」と心から思えるのは、あの時一時的な感情に流されなかったからこそだと思っています。
もしあの時、あのまま即決していたら…お世話が大変すぎて途中で挫折していたかもしれません。
そこで今回はそんな私の体験を踏まえて、犬に一目ぼれをしたり「運命の出会いかも!」と感じたりした時の対処方法をお伝えします。
犬を迎えた後で後悔しないためにも、ぜひ1つずつ、しっかりと取り組んでみてください。

- 1歳の愛犬&大学生の息子と暮らす40代の母
- 実家では常に犬がいる生活だったけど、自分で飼うのは初めて
- 犬のことで後悔したくないという思いが強い
- 自身の経験とカウンセラーとしての知見を生かし、犬活情報を発信中!
犬に一目ぼれ、ビビッ!ときても即決NG
犬に一目ぼれをした(運命を感じた)からといって、出会ったその日に迎えることはオススメしません。
なぜなら、衝動買いは後悔につながりかねないから。
実は私もかつて、衝動的に犬を迎えて後悔したことがあります。
詳しくはまた別の機会にお伝えしますが、その子は想像以上にわんぱくで、しつけに苦労しました。
この失敗の大きな原因は、やはりその場で衝動的に決めてしまったことにあると思います。
そもそも犬種ごとの特徴(性格の傾向)なんて、少し調べればすぐに分かること。
なのにその時の私はほとんど調べもせず、その場の印象だけで「きっとこういう子なんだ」と思い込んでしまったのです。
またこれまで実家でずっと犬を飼っていたことから、気付かないうちに
「犬はこういうもの」
「こうすればうまく育てられる」
などの固定観念が生まれていたことも原因の1つだと考えられます。
過去に飼ってきた犬とは全く違う種類なのにもかかわらず、必要な情報を集めようとしませんでした。
ですが以前の記事でもお伝えしたように、犬と飼い主のお互いが幸せに暮らすためには事前の準備が不可欠です。
以前の記事中には衝動的に犬を迎えてもうまくいくケースはあるかもしれませんが、私のように後悔してしまうケースは決して少なくありません。
だからこそ、仮に犬との出会いに運命を感じたのだとしても勢いに任せるのではなく、いったん気持ちを落ち着けてから冷静に判断すべきだと思うのです。
では、しっかりと気持ちを落ち着かせるにはどうすればよいのでしょうか?
ここからは私の実体験やカウンセラーとしての知見を踏まえて、その具体的な方法を紹介します。
一目ぼれの熱を冷ます、意識の切り替え方
気持ちを落ち着かせるためには、まず何より冷却期間をしっかりと設けることが大切です。
最低でもその日は一晩そのまま寝かせて、いったん保留にしてみてください。
これだけで完全に衝動を抑えられるわけではありませんが、睡眠を挟むことで少なくとも当日よりは落ち着いて考えられる状態になれるハズです。
ちなみに私の場合、完全に気持ちが落ち着くまでに3日かかりました。
今でも覚えていますが、その時の私は犬のことを思い出すとドキドキしてしまって…
あの状態は、まさに恋する乙女。
落ち着くのに苦労しました。
あの子、本当にかわいかったなぁ~

犬に出会った後、もし私のように
「なかなか気持ちが静まらない!」
「落ち着いたと思ったけど、思い出したらまた戻っちゃった!」
という状態になってしまうようなら、一晩だけでなく数日かけて気持ちをしっかりと落ち着かせることが大切です。
成功のポイントは犬以外に意識を向けること。
犬のことばかり考えているとなかなか熱が冷めないため、冷静になれるまでは何か別のことをして意識をそらすのがオススメです。
反対にNGなのは、犬のことを考えないようにする方法。
これだと逆に犬のことが頭から離れなくなってしまいます。

いわゆる『シロクマ効果』っていう心理現象だね
シロクマ効果とは、特定の事柄を考えないようにすると逆にその事柄が頭から離れなくなってしまう心理現象のこと。別名を『皮肉なリバウンド効果』という。
1987年に心理学者ダニエル・ウェグナーが行った『シロクマ実験』が名前の由来。この実験では「シロクマのことは考えないように」と言われたグループが、そうでないグループに比べてシロクマのことを頻繁に考えてしまうことが確認された。
何すれば意識をそらせるかは人によって違いますが、熱中できればできるほど効果があります。
具体的には、以下のようなものですね。
- 音楽、DIY、スポーツなどに熱中する
- 散歩、ヨガ、ストレッチなどで体を動かす
- 料理、掃除、買い物などを集中して行う
私の場合はタイミングよく次の日から旅行に出かけたため、何をする時も意識的に集中するよう心掛けていました。
そのおかげか、旅行から帰ってくる頃にはしっかりと気持ちが落ち着いていたように思います。
冷静な判断をするために
まずは気持ちを落ち着かせる
これはとても大切なことですので、ぜひ根気よく取り組んでみてください。
気持ちが落ち着いたかどうかの判断基準は、こちらを参考にどうぞ。
- 思い出す頻度が明らかに減った
- 思い出した時のドキドキ感が薄れた
- 写真や動画を見ても平常心でいられる
- 「今すぐ飼う」以外の選択肢も視野に入ってきた
飼っていいの? 後悔を防ぐ、4つの質問
落ち着いて考えられる状態になったら、次はいよいよ「本当に飼ってもいいのか」を見極める段階に進みます。
状況を客観的に整理するためにも、まずは以下の4点について考えるのがオススメです。
- 犬を飼う理由
なぜ飼いたいのか、本当に飼う必要があるのか、犬を飼う意味は? 目的は? …など - 犬を飼うメリット・デメリット
犬を飼うと生活や環境、気持ちなどにどんな影響があるか(良い変化・悪い変化)…など - 犬を飼う時期
今でないとダメなのか、今よりもっと良いタイミングがあるのではないか…など - その子でないとダメな理由
なぜその子がいいのか(価格以外の理由で)、犬種との相性は? 他と比較してみた? …など
犬を飼うメリットとデメリットについては、こちらの記事を参考にどうぞ。


客観的に考える秘訣は、頭の中にもう1人の自分を登場させることです。
そのもう1人の自分に



でもそれって自分に都合よく考えてるよね?



なんかつじつま合ってなくない?
などとあえてツッコミを入れて(反論して)もらうことで、客観的に考えられます。
もちろんツッコミを入れてくれそうな人が実際にいるならその人に相談するのも良い方法だと思いますし、1人で考えてもうまくいかない場合は対話型のAIにあえてツッコミを入れてもらえるよう指示を出しつつ相談してみるのも良い方法だと思います。
いずれにしても、大切なのは誰もが納得できる答えを出すことです。
犬を飼いたい気持ちが先行してしまわないように、賛成の意見と反対の意見を自分の中でしっかり戦わせてみてください。



こういう考え方を「ディベート思考」っていうんだよ
4つのうち1つでも答えられないものがあるとしたら、今回は見送るのが正解ということなのかもしれません。
見送ることにも納得できない場合は、やはりもう少し時間をかけて考えていくのが得策だと思います。
くれぐれも、強行だけはしないように気を付けてくださいね。客観的な判断ができなければ、きっと良い結果にはならないハズです。
それまでは、いろんな人の話を聞いたり(読んだり)誰かに相談したりしながら模索していくのもいいでしょう。
自分の中で納得がいくまで、じっくり考えてみてください。
ゆっくり考えてたら
他の人に取られちゃう!


中にはそんな風に感じる人もいると思いますが、焦りながら考えていると事実を客観的に見れないだけでなく冷静な判断も難しくなりがちです。
しっかり考えること=お互いが幸せになるため
そう信じて、ぜひ前向きな気持ちで取り組んでみてほしいと思います。



そもそも本当に運命なら熟考してる間に引き取られてしまうことはないハズだよ
ちなみに飼うかどうかを最終的に判断するタイミングは夜よりも朝、午後よりも午前中に行うのがオススメです。
なぜなら、私たちの脳は意外と疲れやすいから。
特に夕方以降は脳が疲れて物事を論理的に考えることが難しくなりますので、大事な決断はなるべく起床から4時間以内に行うよう心掛けてみてください。
犬のお迎え=命のお迎え、責任ある選択を
ということで、今回は犬に一目ぼれをしたり「運命の出会いかも!」と感じたりした時の対処方法をお伝えしました。
先ほども少しお伝えしたように、悩んでいる間に他の人が目当ての子を連れて帰ってしまうことはあるかもしれません。
ですが裏を返せば、それは縁がなかったとも言えます。
たとえ一時的に「欲しい」という気持ちが満たされたとしても、後で後悔してしまっては本末転倒です。それは犬にとっても、自分にとっても、幸せになれる選択とは言えません。
後悔のない選択をすることは、私たち人間だけでなく犬にとっても必要なこと。
そして何より、犬を迎えることは命を迎えるということです。
自分の選択がお互いの人生を大きく変えるということを決して忘れず、納得できる答えを出してほしいと思います。
さて次回は「犬を迎えるベストタイミングは?」というテーマでお届けする予定です。お楽しみに😊